STEP.5

運用と保守について
考えてみましょう。

『手離れがいいシステム』という言葉があります。納品後に障害がないシステムのことです。 正常に動作し続けて、6ヵ月の保証期間が過ぎると、システムエンジニアはほっとします。 納品後に障害の対応が続くと、システムエンジニアは次の仕事に参画することができません。 ソフトハウスとしては利益が上がらない原因になりますので、手離れのいいシステムは喜ばれます。

手離れのよさは、品質の良さです。しかし、運用に対する支援まで手離れしてしまったら、安心して利用することができません。 システムが正常に稼働することで導入企業は利益を得ることができますので、日々安定したシステムの動作があたりまえの様に求められます。

弊社では、システムの納品時に必ず保守契約の提案を行います。有償となりますので、契約に悩む企業も多いです。 しかし、保守の経費は正常動作を維持するための必要な経費です。障害が起きたときのダメージを想定してください。 ここでは保守の大切さを紹介しますので、ぜひ保守契約を検討して欲しいと思います。

保守とは何か.

保守とは、主に以下の3つがあります。

  1. 問題の調査と回避方法の提案
  2. システム運用における疑問点等の解決支援
  3. 定期的な運用確認

保守契約のあるシステムは、納品後も開発環境を社内で保管し、すぐに動作できる状態を維持します。 何か問題が起きた場合は、すぐにシステム分析を行い、原因の調査を行います。そして業務に支障が起きない回避策の提案を行い、システム停止を最小限にします。 また、操作上で困ったことに対する質問にお答えするのも保守です。

保守契約がない場合.

納品が終わり、6ヵ月間の保証期間が終了すると開発環境をサーバーに移動し、その他のシステム機材も撤去します。 これ以降に問題が起きた時、問題の確認のため、システムの再構築と動作の確認が必要となります。この費用は、有償となります。 システム構築費用や調査の見積、発注等の営業的な業務も発生し、問題の調査をすぐに始めることができません。 その間、システムは停止して、業務が停滞する可能性があります。

安心のため保守契約がお勧め.

保守は費用がかかるため、できればコストカットしたい気持ちは理解できます。 弊社制作のシステムは厳重な検査を経て提供するため、障害の発生率は極めて低い結果が出ていますが、それでも回避できない問題が使用の途中で明らかになることがあります。 長くシステムを利用する上で、このような問題は解決する必要があります。 このようなこともありますので、保守をお勧めします。

どうしていいかわからない場合.

お近くのソフトハウスに相談されるといいと思います。「自社向けのシステムを作りたい」と相談すれば大丈夫です。

ソフトハウスの中には『技術者派遣』しかやっていない会社もあり、中小企業向けの業務システムを得意としない会社もあります。なかなかいいソフトハウスが見つからない場合は、ティアーズコンピュータにご連絡ください。 多くの中小企業向け業務システムを手掛けた経験があり、お手伝いできることもたくさんあります。ティアーズコンピュータではシステムエンジニアがご相談に乗りますので、契約を急ぐようなアプローチはとりません。 (正確に言えば、営業が下手です。)ご安心してご相談ください。

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